
大学院受験希望の方へ
修士課程進学後の流れ
【M1 前半】
4月初旬に指導教員届を提出します。
指導教員のゼミ以外にも、コース内外のゼミや授業を履修し、研究関心を広げます。
【M1 後半】
引き続き、複数のゼミや授業に参加しつつ研究関心を広げます。研究科紀要や研究室紀要に論文を投稿する学生もいます。
指導教員と個別に相談の上、修士論文のテーマの検討を始めます。
【M2】
前半期に、修士論文のテーマを決め、本格的な研究を開始します。テーマ決定後、前期に1回、後期に1回、コースの教員と院生全員が参加する総合演習で修士論文の検討会が行われます。
博士課程進学を検討する院生は「特別研究員DC(日本学術振興会)」、「SPRING-GX(東京大学全学)」、「WINGS-CERプログラム(教育学研究科)」など、進学後の経済支援獲得に向け、それぞれの期日に合わせ申請書を作成する場合があります。
指導教員との個別指導やゼミにおける指導会を踏まえつつ研究を進め、修士論文を1月に提出します。その後、口頭試問が行われ修了となります。
【その他】
コース内では授業の他に、院生有志による読書会が開催されることがあります。入学後先輩に相談してみてください。
研究設備









研究活動のための共有スペースがあります。
以下のものを共同で使用できます。
(写真をタップすると詳細な説明を見ることができます)
・椅子/机 ・コンピュータ/プリンタ ・ロッカー(小サイズ)
博士課程における経済支援
博士課程の学生に対しては「特別研究員DC(日本学術振興会)」、「SPRING-GX(東京大学全学)」、「WINGS-CERプログラム(教育学研究科)」による経済支援があります(併願可、併用不可)。
教育学コースではこれらのプログラムによる経済支援を受けている学生がいます(2023年4月現在)。
また、大学の学費免除制度、大学を介した民間団体の奨学金の中に応募可能なものもあります。
詳細はお問い合わせください。
修士論文題目一覧
2024年度
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「居心地の悪さの教育学」序説
—批判的教育学とフェミニズム教育学の間で— -
アルトゥーロ・エスコバルの「自治=自立的デザイン」の教育論
—「他者と共に思考する」ことの可能性— -
ジャック・ランシエールにおける〈教えること〉の再考
—詩的教育における政治的主体化の可能性— -
障害者の自立生活における「闘い」の検討
—「かたつむりの会」の実践に着目して— -
「交流」を通した共生保育の展開
—1970・80年代における障害児通園施設「ひまわり教室」に焦点を当てて― -
ジュディス・バトラーにおける〈政治〉と〈倫理〉
―〈あやうさ Precariousness〉概念に着目して― -
テオドール・アドルノの教師教育論
―「介入」概念に着目して― -
有用性に従属しない教育の可能性
―バタイユの贈与論を手がかりに―
2023年度
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M. フーコーにおける主体形成の問題
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ジョルジョ・アガンベンにおけるメシア的時間とリズム的時間
―何者かであり何者でもない者の教育を考えるために― -
江戸後期から明治初期の中南信地域における学資金の調達
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戦争トラウマの「世代間伝達」
―ポストメモリーの観点からみた平和教育の課題― -
ダンカン・キャメロンのミュージアム理論再考
―「神殿」と「フォーラム」の関係を中心に― -
価値多元的社会における徳の教育の基礎理論の再構築
―アリストテレスの徳倫理学からバーナード・ウィリアムズの倫理思想へ― -
1950年代後半から60年代前半の中学校における池上正道の進路指導実践
2022年度
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言葉による自己表現
―外国人児童生徒の自己形成の問題に注目して― -
ヘヴィメタル的な主体化の地平
―カルチュラル・スタディーズと批判的教育学のあとに来るもの― -
1950年代の大田堯の地域教育計画と教育調査
―大田の地域観に着目して― -
G.ドゥルーズにおける他者をめぐる思想
―「変身」を導く存在をてがかりに― -
ジョルジョ・アガンベンにおける思考の潜勢力、あるいは潜勢力の思考
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「晩年性」の人間形成
―進歩的時間から遅延する思想をめぐって― -
教師によるケアとはなにか
―ヴァン=マーネンの教育的タクト概念を手掛かりに― -
中学校国語科教科書における戦争平和関連作品の位置付けの変遷
―単元編成と学習の手引きに着目して―
2021年度
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ランニングへの好意的態度形成過程に関するライフストーリー研究
―W氏のランニング活動を通じた自己変容の分析― -
ミシェル・アンリの生の思想を通した「主体」概念の再検討
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探求の共同体における教師の役割
―子どものための哲学(P4/wC)に関する近年の議論に着目して― -
平和教育における歴史認識の複数性に向けて
―ハイデガーとベンヤミンの思想に着目して― -
高坂正顕における民族哲学の両義性
―世界史的立場から世界公民へ― -
明治・大正期の中学校における「校外監督」と「校外取締」を巡る教育史
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日中国交正常化後の中華学校における民族教育の特徴
―神戸中華同文学校を事例として―
2020年度以前を含む題目一覧はこちら(PDF)
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